手書きの楽譜→清書→コピー→印刷・・・もっと簡単に、時間をかけないで楽譜を作りたいと思ったことはありませんか?
MuseScore3 は、ベルギーのブリュッセルを拠点に開発されている、
無料 の楽譜作成ソフトで、Windows, Mac, リナックスなどに対応しています。
無料なのに、簡単な操作ですぐに楽譜が完成、イラストを入れたり、音符に色をつけたり、楽しむこともできます。
パソコンで楽譜作成?
「ソフトをダウンロードするところから・・・操作も最初から覚えなくてはならない」
というのは、確かに精神的負担が大きく、今更感やハードルがあるのも事実です。
ですが、このコースを最後まで受講していただくと、「MuseScore3」の基本的な使い方がすぐに理解でき、
楽譜作成のみでなく、PDFやMP3形式オーディオとしても取得できるようになります。
30年以上ピアノ講師をしてきた私にとって、自分で楽譜!といえばいつも手書き でしたが、
もっと早くから使っていたらもっと楽しかったのに・・・今ではそう思います。
楽譜作成時、手書きの場合は頭の中で音を鳴らしていますが、
「MuseScore3」では、1音1音音符を入力する都度音が出るので、
ゲーム感覚で楽しむこともできます。
自分で作成した楽譜と取得したMP3形式オーディオを使えばそのまま動画編集することも可能ですよね?
こんな楽しさいっぱいの「MuseScore3」、使わない手はありません。
これを機会に是非このコースで「MuseScore3の使い方」をマスターして、あなた独自のステキな楽譜をどんどん作っていきましょう!
はじめの設定
最初のダウンロード&インストール
Musescoreミューズスコア3 で検索すると
各種ダウンロードサイトへ
マックでのダウンロード画面
新しいスコアの設定
新しいスコアの作成
タイトル、サブタイトル、作曲者、作詞者、コピーライトへ入力。後で編集可能なのでとりあえず何か入力しておく。
テンプレートファイルの選択・・・楽譜の種類を選択する。
調号を選択・・・後で変更可能。
拍子記号とテンポの選択。
パレット、インスペクタ、ショートカットキー
パレットの使い方
表示→パレット
左側から項目を選択して楽譜作成へ
音部記号
調号
拍子記号→さらに表示
インスペクタの使い方
表示→インスペクタ
選択された項目は青色になり、インスペクタ内でその詳細が表示。
「MuseScore3の使い方」をクリックして選択→青字に変わり、インスペクタ内で詳細表示。
インスペクタ内表示BOXのチェックを外すと、字が薄くなり、PDFでは表示されなくなる。
フォントサイズの変更可。
フォントの変更可。
ト音記号クリック→インスペクタ内で詳細表示
速度記号クリック→インスペクタ内で詳細表示
何も選択していない場合は、インスペクタ内も、「選択なし」の表示に。
ショートカットキーの見つけ方
左上の「MuseScore」→設定
一般→キャンパス→音符入力モード・・・ショートカットキーをクリック。
各アクションに対応するショートカットが確認できる。
音符の入力・削除、音の名称、3連符の入力、小節の入力・削除、小節の大きさ変更
音符の直接入力、削除のやり方
音の名称
音符のキーボード(PC)入力、削除のやり方
音符のピアノキーボード入力、削除のやり方
3連符の入力
小節の追加、削除
範囲選択→Command+Backspace
4小節を音符ごと削除して4小節へ。
小節を追加する場合は、
追加→小節
2小節目をクリックして選択→「直前に1小節挿入」クリック
2章節目の前に1小節追加された。
追加→小節→「複数小節挿入」クリック
挿入する小節数を確認(ここでは2とする)
2小節挿入された。
追加→小節→「最後尾に1小節追加」クリック
最後尾に1小節追加された。
追加→小節→「複数小節追加」クリック
追加する小節数確認(ここでは4とする)
4小節追加された。
小節の大きさ変更
表示→パレット→区切りとスペーサー
譜表の折り返し
4小節めへドラッグ&ドロップ
1段目の4小節確定。
同様に8小節目へドラッグ&ドロップ
休符の小節を数字で表示するには、
Command+M→20(休符の小節数)
反復記号、D.C. al Coda、D.S. al Coda
反復記号(1)
表示→パレット
縦線→左側の▶︎クリック
「反復終了」ドラッグ&ドロップ
「反復開始」ドラッグ&ドロップ
「反復終了/開始」ドラッグ&ドロップ
反復記号(2)
表示→パレット
縦線→左側の▶︎クリック
「反復終了」ドラッグ&ドロップ
反復終了表示
線→1番かっこ
「1番かっこ」ドラッグ&ドロップ
「2番かっこ」ドラッグ&ドロップ
小節選択→Command+B
最後尾に1小節追加された。
D.C. al Coda
D.S. al Coda
表示→パレット
縦線→左側の▶︎クリック
複縦線ドラッグ&ドロップ
複縦線が表示された。
反復記号→左側の▶︎クリック
D.S.al Coda をドラッグ&ドロップ
To Coda をドラッグ&ドロップ
Codaをドラッグ&ドロップ
選択した小節の前に表示された。
セーニョをドラッグ&ドロップ
選択した小節の前に表示された。
5小節目選択→青く表示
追加→フレーム
水平フレームの挿入→Codaで2つに!
見やすくなった!
拍子記号・調号・音部記号の入力、変更方法
拍子記号の入力、変更
表示→パレット
拍子記号→左側の▶︎クリック
拍子記号をドラッグ&ドロップ(方法1)
小節を選択→拍子記号クリック(方法2)
調号の入力、変更
表示→パレット
拍子記号→左側の▶︎クリック
調号をドラッグ&ドロップ(方法1)
小節を選択→調号クリック(方法2)
音部記号(ト音記号、ヘ音記号)の入力、変更
表示→パレット
音部記号をドラッグ&ドロップ(方法1)
小節選択→音部記号クリック(方法2)
音部記号は選択した小節の前に表示。
スタッカート・アクセント・クレッシェンド・デクレッシェンド・スラー・強弱記号・テンポの入力、変更
スタッカート、アクセントの入力方法
表示→パレット
アーティキレーション→左側の▶︎クリック
音符選択→スタッカートをクリック
音符選択→アクセントをクリック
範囲選択→アクセントをクリック
一気にまとめてアクセントがついた
クレッシェンド、デクレッシェンドの入力、変更方法
表示→パレット
線→左側の▶︎クリック
クレッシェンドをドラッグ&ドロップ(方法1)
クレッシェンド入力。
音符選択→デクレッシェンドをクリック(方法2)
デクレッシェンド入力。
スラーの入力、変更方法
表示→パレット
線→左側の▶︎クリック
スラーをドラッグ&ドロップ(方法1)
スラー入力。
音符選択→スラーをクリック(方法2)
スラー入力。
強弱記号の入力方法
表示→パレット
線→左側の▶︎クリック
音符選択→強弱記号をクリック
テンポの入力、変更
表示→パレット
テンポ→左側の▶︎クリック
音符選択→強弱記号をクリック(方法1)
テンポが表示された。
追加→テキスト→テンポ(方法2)
80→120に変更してみた。
テキストの使い方、歌詞・コード記号の入力方法
テキストの使い方
表示→パレット
テンポ→左側の▶︎クリック
音符選択→発想標語
発想標語→dolceを入力してみた。
「リハーサルマーク」
追加→テキスト→作曲者
「作曲者」入力。
追加→テキスト→フィンガリング(指番号)
フィンガリング入力(方法1)
表示→パレット→フィンガリング
数字をクリックして、フィンガリング入力。
歌詞の入力方法
コード記号の入力方法
レイアウト調整
3種類のページ表示
「ページビュー」
「連続ビュー」
「連続ビュー」拡大
単一ページ
大譜表の大きさを変更して左右のページバランス調整
表示→パレット
区切りとスペーサー
小節選択→「譜表スペーサー」をクリック
譜表の大きさを自由に変えられる。
表示→インスペクタ
譜表の大きさを数字で確認。
段間の大きさを変更して左右のページバランス調整
表示→パレット
区切りとスペーサー
小節選択→区切りとスペーサー
大きさ自由に変更。
表示→インスペクタ
段間を数字で表示。
フォーマットから譜表のスペースを変更して左右のページバランス調整
フォーマット→ページの設定。
譜表のスペースを数字で確認→1.750(sp)
譜表のスペースを数字で確認→1.950(sp)
譜表のスペースを数字で確認→2.150(sp)
両ページ共に4段ずつになった。
イラスト挿入
音符に色をつける方法
項目を非表示にする方法
表示→インスペクタ
速度記号をクリック→インスペクタ内表示ボックスのチェックを外す
速度記号が薄い色→非表示
小節番号の一括削除
フォーマット→スタイル
小節番号
小節番号のチェックBOX→チェックを外す
小節番号が、一括削除された
楽譜、PDFファイル、MP3形式オーディオの保存
楽譜保存のやり方
ファイル→名前をつけて保存
保存先を確認
保存
PDFファイル保存のやり方
ファイル→エクスポート
「PDFファイル」選択→エクスポート
保存先を確認→保存