こんにちは、平手まさこです。
この記事は最後まで読んでいただけると、楽譜や楽器の選び方のポイントがわかり、無駄な時間とお金をかけずに済むことができるようになります。
また、効率的な練習方法がわかり、未来のピアノを弾いている自分を目標に、夢が持てるようになります。
『ピアノ初心者のための『楽譜&楽器の選び方、音の対策から音楽理論の基礎まで』:【50歳以上】
楽譜(教本)の選び方
1、自分を確認
自分はどんなタイプ?
あなたはなぜ、ピアノを始めよう!再開しよう!と思いましたか?ずっと始めたいと考えていたのか、それとも何かのきっかけがあったのでしょうか?
目的がはっきりするとやる気モリモリ!途中で挫折しにくくなります。
もう一度、思い出してみましょう!
あなたは将来どんな曲を弾いている自分を想像しますか?
そしてそれは何年後の自分でしょうか?
輝かしい未来の自分を想像するのは楽しいです。
これからの時代、私はキラキラのデジタルドレスを着て演奏している自分を密かに想像しています。
1曲弾けるようになったら同年代の方に教える!ということを考えてみませんか?
ピアノを教えるのに資格はいりません。
大人になってピアノを始めた方だからこそわかる 「大人初心者の気持ち」 というものがあります。
手のこわばり、体の痛み、視力・記憶力の低下とはどんなことなのか、
またそれに伴って起きる精神的な悩みも実際に体験してみて初めてわかるということも多いのではないでしょうか?
あなたができるようになったことは、周りの方も同じようにやってみたいと思うはずです。
是非、同じ悩みを持った同じ年代の方に、あなたの習得した技術をお伝えして下さい。
2、お勧めの楽譜
1、(自分を確認)を理解した上での楽譜の選び方について
私のお勧めは、体力的なことを考えて2つにしぼりました。
1、ハノンピアノ教本
こわばってきた指を少しずつ無理をしない程度にゆっくりほぐしていくのにはぴったりです。音の高さや長さの確認ができます。また、同じ楽譜を見ながらいろいろなパターンのリズムで練習していくので楽譜を読むのに、あまり時間が取られません。
2、一番弾きたい曲
モチベーションを上げるには、1番好きな、1番弾いてみたい曲を1曲選び、マイペースで少しずつ練習していくのがいいと思います。
ここでの注意点は、原曲の楽譜を選ぶか、それとも初心者向けに簡単に弾けるようアレンジしてある楽譜を選ぶかです。
もしあなたが1曲きっちりやりたいタイプの場合は、最初から原曲にチャレンジされることをお勧めします。ゆっくりしたテンポで少しずつ、時間はかかりますが、ピアニストと同じ原曲を弾いているという満足感は、必ず得られます。
また、あなたが細かいことはあまり気にしないでとにかくいろいろな曲をたくさん弾いてみたいというタイプの場合は、初心者向けに簡単にアレンジしてある曲にどんどんチャレンジしてみましょう。弾きやすい曲は楽しいので飽きません。たくさん弾けるようになったという満足感も得られます。ただこの場合は、編曲者によりアレンジの仕方が違うので曲によっては、あなたの思い描いていたものとは全く違うイメージの曲になっていることもあるので、その点を頭に入れておいて下さい。
最近は、ネットで検索すればいろいろな演奏が聴けるので、楽譜を購入する前にチェックしておくといいですね。
現在ほどネットが発達していない時代、私はヤマハ出版の「月間ピアノ」を購入していて生徒さんにも好評でした。
3、見やすいということ
ピアノの椅子に座って初めて気づく楽譜までの距離感について
見やすい楽譜を選びましょう。意外と盲点なのがあなたと譜面台までの距離感です。
老眼鏡をかけても譜面台に置かれた楽譜は遠過ぎて微妙に見づらい場合があり、また、近眼用の眼鏡をかけても見えないこともあります。
同じ曲でも出版社によって」楽譜の大きさ、印刷の仕方が違う場合があるので、あなたが見やすい楽譜を選んでください。
楽譜が見にくいと、すごくストレスがたまるので購入の際は十分ご注意下さい。
楽器の選び方
ここでは手の不調が起きてきやすい私世代の方の楽器の選び方について、自分の経験を踏まえながらお伝えしていきます。
1、種類
1、アコースティックピアノ〜弦をハンマーで叩いて発音するいわゆる本来のピアノで、グランドピアノ、アップライトピアノがあります。
2、ハイブリッドピアノ〜アコースティックとデジタル技術を融合させたピアノで自動演奏機能や消音機能などの付加機能を搭載したモデルもあります。
3、電子ピアノ〜電子鍵盤楽器の1種で、音量調節やヘッドフォンでの演奏が可能です。鍵盤には実際にハンマーが入っていて弾いたときにしっかり手応えが感じられます。
4、キーボード〜鍵盤楽器を手軽に便利に楽しむために作られた楽器です。鍵盤は触っただけで音が出て、一般に価格は電子ピアノより安いです。
鍵盤の数は、足りないと弾けない楽譜もあるので個人的には、88鍵のものをお勧めします。
2、環境
部屋で音出しOKの場合は楽器の種類についてのみ考えれば大丈夫です。楽器店や家電量販店などで、実際に弾いてみてから選びましょう。楽器売り場は広いので、実際の大きさよりも小さい印象を受けがちなので注意しましょう。
部屋で音出しNGの場合は、色々な対処法があります。最初からヘッドフォン利用や消音機能付きの楽器を選択したり、防音室を設置しておくと安心です。
防音室、ピアノで検索するといろいろ出てきます。
また、防音室を購入するのではなくレンタル、楽器も購入ではなくレンタル、という考え方もあるので、あなたの環境に合わせて選んで下さい。
3、レンタルルーム使用について
最近は部屋に楽器を置かないという選択肢も!
自宅に楽器を置くという発想を捨てて、
レンタルルーム、レンタルスタジオ、公民館
のピアノを利用するという考え方もあります。
ピアノ、練習室、レンタルで検索してみると・・・
断捨離のこの時代、先のことを考えるとひょっとしたら、一番いい選択肢なのかもしれません。
メリットとしては、楽器購入や防音室などの費用がかからない。音を気にしなくていいし、場所も取らない。ピアノの調律費用はかからないし、故障などの心配もありません。
デメリットとしては、有料で予約が必要になる、近所にレンタルルームがない。
こんな場合は「公民館」で検索してみましょう。せっかくある施設なので、うまく利用できるといいですね。
4、例)
部屋で音出しができない私の対策について
目的によって、場所と使用する楽器を使い分けています。
1、音出しNGの練習室(スタジオ)
・Casio Privia Px-S1000(グランドピアノに近いタッチ&88鍵)使用。
・オンラインレッスン(ヤマハシンクルーム+Zoom or Google meet)やオンライン教材制作時に利用。
2、音出しNGの自宅マンション
・Casiotone CT-S200(61鍵)使用。
・鍵盤が軽いので指の練習には不向きであるが、音の確認をしたい時に利用。
3、レンタルルーム
・グランドピアノが弾きたい時に予約して利用。
効率的な練習方法
1、ハノンピアノ教本で指のウォーミングアップ
・ゆっくり
・音符の高さや長さを確認しながら、
・いろいろなリズムで
1音1音丁寧に弾いていきましょう。
2、曲を弾きながら理論を確認
あなたの選んだ曲を少しずつ練習しながら、理解を深めていきましょう。
・音符
・調号&臨時記号
・拍子記号&速度記号
・強弱記号&奏法に関する記号
3、体力に合わせた練習
・ゆっくり弾きましょう。
・手の調子が悪い時などは無理な練習はしないようにしましょう。
・石の上にも3年、とりあえず3年後の自分を想像してがんばりましょう。
4、生活の一部に!
・朝活・・・練習はなるべく朝イチにやると自然に続けられます。
・無理のない予定・・・最初から頑張りすぎると途中で疲れて挫折してしまうので1日1段とか片手のみなど、予定はゆるくて大丈夫です。
・定期的なレッスン・・・私はなかなか自分に厳しくできないタイプなので、月3回のオンラインレッスンを予定に組み込んでさぼれないようにしています。
まとめ
⭐️ 思い立ったが吉日!
今日は、⭕️年⭕️月⭕️日ですか?🕶